現在の位置
大日寺は、役行者の高弟、日雄角乗(ひゆうかくじょう)によって開創されたという日雄寺(ひゆうじ)の跡地近くに建立された寺院です。日雄寺には五智如来が祀られていましたが、日雄寺が室町期に消失。その後、火難を逃れた五智如来を祀るため寺院を建立、名を「大日寺」と改めたと伝えられています。もっとも、現在の本堂は当時のものでなく、宝永年間(1704-1710)に建立されたものです。
五智如来とは、大日(だいにち)如来を中心とし、東に阿?(あしゅく)如来、南に宝生(ほうしょう)如来、西に無量寿(むりょうじゅ)如来、北に不空成就(ふくうじょうじゅ)如来と位置する五如来の総称で、それぞれの如来が異なる五つの知恵を象徴していることから、五智如来と言われます。大日寺の本尊たる五智如来は、平安後期(藤原時代)に造立されたもので、全国的に見ても稀とされており、国の重要文化財に指定されています。
大日寺は、元弘三年(1333)、北条と戦って敗走した大塔宮護良(もりなが)親王を守って壮烈な最期を遂げた村上義光とその子義隆の菩提所です。大日寺には、「荒城の月」の作詞家、土井晩翠直筆の扁額「村上公父子讃頌」が、奉納されています。
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近鉄吉野線の終点「吉野駅」下車。吉野山ロープウェイに乗り換え「吉野山駅」下車。バスにて「中千本」下車後、徒歩約5分。
国道169号線から吉野大橋を渡り、近鉄吉野線「吉野神宮駅」前を通り、吉野神宮方面へ右折、道なりに進むと吉野山。
あり。ただし専用駐車場はなく、車で吉野神宮を越えて10分程行ったところにある吉野山全体の共用駐車場、「吉野山観光駐車場」のみ利用可。大型バス駐車可。
〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山2357
電話:07463-2-4354
ホームページ:なし
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