役行者霊蹟札所会

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弘川寺

写真:弘川寺境内

山号龍池山(りゅうちざん)

本尊薬師如来

創建天智天皇代

開基役行者

宗派真言宗醍醐派

寺院案内

弘川寺(ひろかわでら)は、天智天皇代、役行者によって開かれた寺院と伝えられています。また、大干魃(かんばつ)のあった天武天皇の代、弘川寺にあった役行者に、雨乞いの祈祷をせよとの勅願があり、役行者はそれに見事答えて雨を降らせたといいます。そのため、天皇はみずから弘川寺に行幸し、以来勅願所となった、という伝説もあります。

弘川寺では、奈良時代の高僧、行基菩薩もこの地で修行したとも伝説されています。また、弘仁三年(812)には、嵯峨天皇の勅命によって弘法大師空海が中興したとも伝えられ、現在弘川寺には、弘法大師を祀る御影堂(みえどう)があります。確かであるのは、平安末期は文治四年(1188)、後鳥羽天皇の病気平癒の為、弘川寺に住していた空寂(くうじゃく)上人は、宮中で「尊勝仏頂法(そんちょうぶっちょうほう)」を厳修(ごんしゅ)。その功績によって、弘川寺奥の院として「養成寺(ようじょうじ)」が建てられるなど、弘川寺は全盛期を迎えます。歌人として有名な西行法師は、空寂上人を慕って文治五年(1189)に来山。翌年2月16日、この地で73歳で死去しています。いよいよ隆盛を極めた弘川寺も、寛正四年(1463)に兵火によって全山焼失。やがて弘川寺のみ復興されました。近世は西行法師を慕ってやまず、弘川寺に西行堂を建てるなどして「今西行」と呼ばれた歌人、似雲(じうん)法師があります。

いま、弘川寺には「西行記念館」が建てられ、西行や似雲にかかわる資料が、春秋に展示公開されています。また、日本一の樹齢を誇る「海棠(かいどう)」は、大阪府指定天然記念物で、春に華やかな花をつけ、参拝の人々をむかえています。

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弘川寺周辺地図

以下の地図では、地図左側にあるいくつかのパネルを操作するか、地図上を直接クリック&ドラッグすることによって、表示箇所の移動や縮尺の拡大・縮小など自由に行うことが可能です。また、右上のパネルを操作することによって、航空写真などの表示に切り替えることも可能です。

さらに大きな地図を、印刷などするためにご利用の場合は、グーグルマップを参照して下さい。別ウインドが開いてより大きな地図を閲覧できます。

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交通案内

電車ご利用の場合

近鉄長野線「富田林」駅から、河内行き金剛バスに乗り換えて終点下車。徒歩5分。

自動車ご利用の場合

国道309号線が、国道170号線(大阪外環状線)と立体交差する「新家」交差点を「御所(ごせ)」方面に入り、板持トンネルを抜け、「佐備神山」交差点ワールド牧場の標識を左折。突き当たり菊水苑前を右折。大型バスは「河内バス停」手前まで進入可。

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所在地

〒585-0022 大阪府南河内郡河南町弘川43
電話:0721-93-2814
ホームページ:なし

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