現在の位置
室生寺(むろうじ)は、白鳳時代に天武天皇の勅願によって、役行者が山林修行の道場として開創したのがその始まりです。もっとも、正式に寺院が建立されたのは、興福寺僧の賢m(けんけい)ら五人によって、山部親王の病気平癒を祈願し、験があったその功として、「室生山寺」との寺名を授かった宝亀八年のことです。寺院造営には興福寺の学僧、修円があたっています。
室生寺は、唐から帰朝した空海が密教の秘法を修した地としても知られている、古来からの霊地です。また、南都六宗や真言、天台を学ぶ学僧達が集う、学問寺院でもありました。室生寺は、高野山は明治時代まで女人禁制であったため、女性も参拝できる空海ゆかりの霊地「女人高野」として、女性のあつい信仰をあつめてもいました。
こぶりで女性的ながら、均整の取れた室生寺の五重塔は、日本においてもっとも有名な塔の一つで、春には新緑、秋は紅葉につつまれ、参拝の人々を迎えています。
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近鉄大阪線「室生口大野駅」下車。バスに乗り換えて「室生寺」まで。
国道165号線にて室生村に入り、室生路橋を渡って室生川に沿って進む。
あり(有料)。大型バス駐車可。
〒633-0421 奈良県宇陀郡室生村室生78
電話:0745-93-2003
ホームページ:http://www.murouji.or.jp/(別ウインドが開いて表示します)
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