現在の位置
龍泉寺は、今から約1300年前の白鳳時代、大峯山上で修行していた役行者が、山麓の洞川(どろかわ)にて休息を取っていたときこんこんとわき出る泉を発見、これを「龍の口」と名付け、その地に八大竜王を祀る小堂を立てたのが始まりとされています。
それから200年ほど経た平安の初め、龍泉寺より1kmほど上流にある「蟷螂(とうろう)の岩屋」に雄雌の大蛇が棲みついて、大峯山に修行する者に危害を加えたといいます。結果、大峯山で修行する者も絶え、龍泉寺も荒廃してしまいます。しかし、そこに当山派祖として崇められる理源大師聖宝(しょうぼう)が現れ、真言密教の秘法によって大蛇を退治、龍泉寺を復興します。以来、洞川から大峯山に入る修行者は、かならずこの龍泉寺に参拝、水行して身を清め、八大竜王尊に修行の無事を祈念するようになりました。
その昔は大峯山山上ヶ岳と同じく、龍泉寺も「女人禁制」となっていましたが、昭和35年にそれも解かれ、現在は女性の水行場「竜王の瀧」も整備されています。しかし、山上ヶ岳はいまだ「女人禁制」であって、女性が入山することは出来ません。そのため、龍泉寺は、女性や山上ヶ岳に入ることが出来ない方々のために、山上にある「大峯山寺(おおみねさんじ)」の代参朱印を受け付けています。
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近鉄吉野線「下市口」駅より、奈良交通バス「洞川温泉」行を利用、終点下車(行程:約1時間20分)。バス停より徒歩10分。
国道24号線あるいは国道370号線(伊勢街道)から下市を経て国道309号線で天川村へ。国道309号線から県道21号線に入ると洞川に到る。
あり
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