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櫻本坊(さくらもとぼう)は、壬申の乱で天武天皇となった大海人皇子によって建立されたと伝説する寺院です。
天智天皇十年(671)、吉野離宮にあった大海人皇子は、吉野の山に美しい桜が咲き誇る夢を見ます。この夢がいかなる意味か判じかねた皇子は、役行者の高弟日雄角乗(ひゆうかくじょう)に夢判断をさせます。すると、角乗は「桜は日本の花の王であり、これは皇子が天皇になるという吉夢」との判断をします。はたして角乗の言うとおり、皇子は大友皇子に激闘の末勝利し、天武天皇となります。帝位について後、ふたたび吉野に来て夢に見た桜を発見した天皇は、ここに一寺を建立して「櫻本坊」と名付け、角乗に下賜したのが、その初めであったと伝えられているのです。
太閤豊臣秀吉が吉野で花見を宴を開いたときには、櫻本坊は徳川家康の本陣となっています。以来、ここは徳川家の菩提所となって、歴代の諸霊をまつることになります。しかし、明治維新には廃仏毀釈の波にもまれ、一時は衰退します。が、今はその苦難を乗り越え、金峯山寺と共に、修験の伝統を伝える古刹として復興。吉野に訪れる人々を迎える宿坊として、また修験の道場として大峯山を守っています。
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近鉄吉野線の終点「吉野駅」下車、吉野山ロープウェイに乗り換え、「吉野山駅」下車。 バスにて「中千本」下車後、徒歩約10分。
国道169号線から吉野大橋を渡り、近鉄吉野線「吉野神宮駅」前を通り、吉野神宮方面へ右折、道なりに進むと吉野山。
あり。ただし専用駐車場はなく、車で吉野神宮を越えて10分程行ったところにある吉野山全体の共用駐車場、「吉野山観光駐車場」のみ利用可。大型バス駐車可。
〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山1269
電話:07463-2-5011
ホームページ:http://www.sakuramotobou.or.jp/(別ウインドでリンク先を表示します)
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